平野克己氏の講義を聴く機会があった。しかも仕事中に。
「FDIの重要性とPPP」という硬いテーマだから、辛い時間になるかな?と思ったら大間違い。
ここで、また実証されたのは
「難しいことを難しく話すのは、頭の悪い人。本当の賢者は難しい事を簡単に話す」
これは私の大学時代のS先輩が話していたこと。
(流石です。S先輩。)
で、ポイント
- 経済政策的なものと社会政策的なものを一緒にしないこと →政策目標と政策手段とは一致しなければいけない、つまり目標貧困層への社会開発を上げるのなら手段として経済成長効果を求めるべきではない
- 経済成長の主体者は民間セクターである。この効果は民間セクターへの効果として計るべきである。
- 世界の製造業の10%以上を中国が得ている。日本は2005年に中国よりシェアは低くなった →エネルギー効率が日本の10倍の中国が製造業のシェアを上げる・・という事は、消費が増える→価格があがる。(やれやれ)
- サブサハラの経済成長は、製造業の発達ではなく、資源価格の上昇のせいなだけ
- サブサハラの産業構造変化 農業→横並び、製造業→90年台から下降の一途、鉱業200年から急カーブで上昇 要するに、資源価格が上がっているから鉱業が伸びているだけ
- サブサハラでのガバナンス指標とGDP上昇には相関関係はない。政府が機能していなくても国は発展する →政府の役割を民間投資家が担っている
- アフリカはアジアより人件費が高く、製造業は苦戦する
- アフリカ経済を決めているものは原油価格・農業生産性である
- アフリカ援助の鍵は民間セクターとの提携
- ODAイノベーション事例を学ぶ ①WFP 天候デリバティブプロジェクト②BOPビジネスとの連携③DFIDのRegional Standard Progrrame④GTZHIV/AID予防治療プログラム
これは、じっくり検証し、知らないことは調べ、消化するのが楽しみです。
1 件のコメント:
本筋とは関係ないですが、ヒラリーもオバマも、聞いてると単語は簡単なものをチョイスしてますよね。
そうなんだろうなぁと、この日記を読んで確信しました。
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